隣人は秘かに笑う
狂気は、あなたのそばにいる。
平穏で幸せな家庭の主婦の前に現れた、ひとりの警察官~。そのときから彼女の日常が狂い始める…ひとりの主婦に心ひかれた警察官の歪んだ愛を描く。
- キャスト
- 本木雅弘
- 水野真紀
- 大塚寧々
- 吹越満
- 神田うの
- 国分佐智子
- 平山綾
- 高木将大
- DAIYU
- 伊佐山ひろ子
- 深水三省
- 佐戸井けん太
- 袴田吉彦
- 原千晶
- 大谷直子
- 菅野美穂
- 石橋凌
- 脚本
- 橋本以蔵,国井桂,森田幸江
- 演出
- 大谷太郎,細野英延,長沼誠
- 音楽
- 池頼広
- 主題歌
- 「明けない空」ひふみかおり
- 「JUMP&DRIVE」LOOP THE LOOP
Comments
放映時に義姉から「モックンが不気味よ」と聞いて以来ずーっと見たかったのが、今回VCDをシンガポールから取り寄せて漸く叶いました。
確かに本木さん、演技の幅を広げて、幼少時代からのトラウマを引きずっている、傷ついた人間像を見事に演じていましたね。
残念なのは、ラストで事件の真相と高木(毛利)の生い立ちが説明台詞で片付けられること、登場人物が多すぎて殆どのキャラクターが薄っぺらく、かつご都合主義的に描かれていること、高木と水野真紀の主婦の間にケミストリーが感じられないこと、ものすごい存在感の高木の奥さんがあっという間にいなくなってしまうことなど挙げていったらきりがない(笑)。
菅野美穂と本木さんはゴールデンコンビですね。「幸福の王子」がこの後、この二人で作られたのは必然でしたね。
それにしても、本木さんには悪役に徹した作品を期待したい。知っている限りではとことんのワルってやってないと思うし。背筋が凍るような冷たいキャラクターができると思うから。
この作品は、ほんとに怖かった。でも雅弘選手みたいな素敵な人であれば、あーいう愛され方もアリかもしれません。
最後高木(毛利)は、死んだっぽかったんですが、実は秘かに生きてたんですかねぇ?最後のさいごに、奈緒子さんの引越先の方にピンポーンってきたでしょー!?あれは何だったのさー?あっちょんぶりけっ!!!
前年(98年)の大河ドラマ「徳川慶喜」が終わって、「もう大河の主役も務めちゃったし、この先本木さんがやることってなんだろう?」と燃え尽きていた私のファン心を再び目覚めさせてくれたのが、このドラマでした。
国民的ドラマのタイトルロールを演じた役者が、その後にキワドくて難しい役を選んだってことが、とっても嬉しかったのです。
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