ソコカラ、ナニガ、ミエル?
1993年から「ビッグスピリッツ」誌上で連載された、松本大洋原作による伝説的な超人気漫画の劇場版アニメ。義理と人情の架空の街“宝町”で自由に飛びまわる2人の少年クロとシロの冒険をダイナミックに描く。
日本アカデミー賞・最優秀アニメーション作品賞受賞作品
- キャスト
- 二宮和也
- 蒼井優
- 伊勢谷友介
- 宮藤官九郎
- 田中泯
- 納谷六朗
- 西村知道
- 麦人
- 大森南朋
- 岡田義徳
- 森三中(黒沢宗子・村上知子・大島美幸)
- 玉木有紀子
- 山口眞弓
- 浅井晴美
- 今泉厚
- ブライアン・バートン=ルイス
- 奈良徹
- 水谷俊介
- 吹上タツヒロ
- 中島ヒロト
- 柴田博
- 米岡誠一
- 松丸裕二
- 古家正亨
- 松下俊也
- 本木雅弘
- 監督
- マイケル・アリアス
- 脚本
- アンソニー・ワイントラーブ
- 音楽
- Plaid
- 原作
- 松本大洋
Comments
まず映像の力に圧倒されました。松本大洋独特のバイオレンスを本当に上手く表現したなぁという印象です。少し疲れてたときに見たので(しかもレイトショー)終始押され気味というかなんというか、まぁ圧倒されてましたね(笑
本木氏ですが、彼の言う「ゲストの気楽さ」みたいなものがよく感じられました。声優としてはデビュー作みたいなものでかなり期待してましたが、イイですね。蛇のイヤ~な冷たさが出てて、俗に言うハマリ役でしょう。
他のキャストの方々も素晴らしいですね。ハズレがいないというか。監督のマイケル・アリアスさんの情熱がヒシヒシと伝わってくる完成度だなぁと思いました。完成されすぎてる嫌いもあるくらい。
蛇の独特の気持ち悪さが、MOTOKIチックで、雅弘ワールド炸裂でしたね★
鳥肌がたちました(((; ゚Д゚)))ガクガクブルブル
見る機会を逃してしまい、今頃、DVDを借りてきて見ました。
昭和30年代のような、20年前の香港あたりのような、近未来のような絵が魅力的でした。
「蛇」は、ほんと本木さん、はまり役ですね。声の演技をしている部分よりも、たぶん本木氏の地声の一つ(なのかな?・・金属質の入った声・・映画やドラマではまず聞けないのですが、インタビューや、留守電でよく聞くトーン)の部分に、蛇を感じました。
松本大洋さん体験は、はじめてで、映画全体としては、わからない部分も多かったです。
ダークナイトみたいな活劇展開を予測していたら、後半、もろ心の中の世界みたいな方向にもってかれて、あらららら、、みたいな。
シロ・クロ~でもそれは分離不能~実はクロと蛇も不可分一心同体、みたいなのって、本木さんの好きそうな世界かもですね。・・昔の、男前列伝・・でしたっけ・・NHKBSの・・で本木さんが話していたこと(本木さんが自分自身をどうとらえているか・・みたいな部分)・・とか、思い出していました。あの頃の本木テイストかも知れないです。本木さんのわからない部分と、この映画のわからない部分と、自分的には、近いかもしれないなあ(笑)。
同様、シロの蒼井さんの表現の感じも、私はかなり違和感があるほうで・・蒼井さんと知らずに見ていて、成人女性がこういう無垢・少年(少女?)のせりふをしゃべると、必ずこうなっちゃうんだよなあ・・文字で読むのなら違和感無いのかな、いや、やはり文字の段階から違和感あるのかもしれないな?・・とか自問自答しながら見ていて、最後に、あ、蒼井ゆうなのか。。と。でも、経験則上、おそらくこの感じも、はまる人ははまるんだろうなあ・・と(笑)。はじめの展開では、枝葉末節だと思って見ていたのですが、最後まで見たら、これは、ここで違和感なくもっていかれる人じゃないと、ダメな映画だったんだな、と思いました。
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