市川準監督死去

2008-09-19 14:48

http://mainichi.jp/select/person/news/20080919k0000e040058000c.ht...
市川準監督死去とのことです。
合掌。

2008-09-20 01:07

59才で!これは早すぎます・・・。
おくりびともう一度見るか、トキワ荘でも見ようかと思っていた矢先です。
合掌。

2008-09-20 06:42

突然の悲報にびっくりしています。本木さんとのコンビでは「ラッキイ」が大好きでいまだに何度もみます。

「病院で死ぬということ」、最近イギリスのテレビでみてしびれた「トニー滝谷」とかけがえのない映画監督でした。

CMでもちあきなおみのタンスにゴンシリーズ等強烈な印象を残しましたね。

これからも市川準さんの作品は愛され続けていくでしょう。

合掌。

2008-09-20 16:52

「ラッキー」は良いですね。ビデオがだいぶ劣化してきたので、追悼特集でBSで流れないものか・・と思っているのですが・・
 市川監督が「和」に入る前の「ノーライフキング」、沢田研二が老いを晒した「大阪物語」が好きです。
 それにしても、期せずして「おくりびと」スレッドで本木的「和」の話が出たのも何かの予兆だったのでしょうかね。
 レスの続き具合としては唐突になりますが、「おくりびと」スレの「本木の和の世界」の続きをこちらに書かせていただきます。

「和」と言っても、本木さんの「所作」のようにスタイリッシュな美しいものばかりでは無く、日本の景色が映ったときに感じる独特の卑小感や、湿った演歌的ドロドロ要素もまた「和」なんですよね。後者を嫌って、どんどんデオドラントしていったのが、戦後の日本の流れだったのかなと思います。「和」の卑小感はまだまつわりついているけれど、演歌的ドロドロは、過去の遺物化して、ほとんど「レトロ」化?

 本木的スタイリッシュ「和」を引き出した第一号は周防監督でしょうか。周防さんは過去の遺物化した和から入って、最後はスタイリッシュな和がカッコイイぜという流れですね。本木さん世代以降の感覚=日本デオドラント化後の人なので「和」が人ごと・に近いだけに、スタイリッシュな「和」は、素直な美しさだと思います。

 市川監督は私のアニキって世代で、両面の「和」が良くも悪くも血液の中に入ってしまっている感じだと思います。和の卑小感(例:ラッキーの客の感じ)とか、ドロドロ(例:東京兄妹の設定自体)を、スタイリッシュな和の裏にうごめかせているという感じで、一筋縄では無い「和」を撮られたと思います。美的作家とドキュメンタリー作家の二面性ということでしょうか。
 
 二人の監督のアイドル小津映画は、まだそんな両面の「和」のど最中だった時代に、いくら杉村春子が演歌的イジワルなセリフを吐いても(笑)、映画に和の卑小感・湿度感がみじんも無くただただ清潔で美しいのが驚きです。いかにも「らしい」日本人・日本が出てくるけれど、あれは芸術的に抽出された「和」で、自嘲的に言えば日本も日本人もあんなにカッコ良いもんじゃ無いですね(笑)

 市川監督の意図は本当はどうだったのかわからないですが、市川作品で一番、「和」の裏部分が無いのが、できあがった結果としては「トキワ荘の青春」という気がします。漫画家の理想と商業主義との葛藤という、映画監督がのめりこんでマジ語りしたくなる素材を寸止めで清潔・寂寥感のみに止めて、最も小津タッチと思います。ジェリフィッシュ本木主演というのが大きいと思います。
 出来ることなら、中年になってジェリフィッシュ性にプラス@をつけた本木さん主演映画を撮って欲しかったです。「和」というよりドキュメンタリーの要素を期待していたのかも知れませんが。

 今後、本木的和を表現する若手監督が出てくるとしたら、完全デオドラント後の人ですから、「和」の二面性は無く、「和」への憧れから入り、超スタイリッシュな「和」を撮るような気がします。もともと本木的「和」は、市川的「和」よりも立脚点はこちらなのだろうし、それはそれで楽しみです。市川的静寂+篠田的色彩(スタイリッシュな和+深紅(花でも血でも)+水)という感じのいいとこ取りしたタッチもありそうかなと思っています。

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